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住宅版【エコポイント】 スタート近し! [湘南の家づくり]

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住宅版エコポイント制度は平成21年度の第2次補正予算に『景気対策』として
盛り込まれ、1000億円が計上されています。

まだスタートはしていません。
実際には補正予算成立日以降に工事着手し、
引き渡されたエコ住宅の新築やエコリフォームが対象となります。

今回のエコポイント制度は範囲が広く「持ち家」「借家」「一戸建て」「共同住宅」の
別はありません。

計上された1000億円が無くなり次第終了となります。

つまり、『よ~い!ドン!』で、予算化された1000億円の争奪戦の
開戦と言うわけです。


エコ住宅の新築については別の機会に述べますが、
今回は『エコリフォーム』について何回かの講習会で知り得た知識をご披露します。

エコポイントのゲットに関する工事は、大きく分けて次の2つの項目に別れます。

1.窓の断熱改修

  ガラスの交換 既存の窓サッシをそのまま利用し、
  ガラスを複層ガラス(ペアガラス)に交換する。

  既存窓の内側に新たに窓サッシを新設する。(2重サッシ化)

  窓の交換 既存の窓サッシを取り除いて、新たにエコと認められた窓サッシに交換する

2.外壁・屋根・天井又は床の断熱改修。

  外壁、屋根、天井又は床の部位毎に一定量の断熱材を使用した断熱改修工事をする。
  
  そして1又は2の工事と併せて実施する手摺取付・屋内の段差解消・
  通路又は出入り口幅の拡張工事などの『バリアフリー改修工事』も
  ポイントの対象となります。

最大の目玉はポイントの「即時交換」が認められたことでしょう。

「即時交換」って、一体どんな制度だと思います?

ポイントは家電版エコポイントと同じように「エコ商品」や「商品券など」と交換出来ますが、

「即時交換」とは、『ポイント対象工事と同時に行う、他の工事費用に充てることが出来る』制度です。


この「他の工事」は、エコリフォーム以外の、例えばキッチン改修や浴室リフォームといった
通常のリフォーム工事代金に充てることが出来るのです。


エコリフォームのポイントは最大で30万ポイント(1ポイント=1円)
まで認められ、窓ガラス1枚毎に加算出来る仕組みとなっています。

改修後に『次世代省エネ基準』を満たすことであるとか、
『メーカーの性能証明書』であるとかの細かな規定がありますが、
それはリフォーム時に工事業者から知らされることだと思います。

今回の住宅版エコポイント制度は『住宅瑕疵担保履行法』と連動していますので、
素人にはなかなか解りにくいものです。

それなのに・・・実は、大きな問題があるように感じます。

と、言うのは・・・エコポイントの請求者は工事をする業者ではなく、
工事の発注者なのです。

一般論から言ってもお国がお金を払うときには、様々な書類が必要だったり、
色んな証明が必要なものですが、このエコポイントもご他聞に漏れません。


素人のお施主様は請求できず、結局、業者が代理請求することになると思いますが、
請求にはかなりの時間と或る程度の知識や熟練度が要求されそうです。

つまるところ、『請求代行料』を伴わないと請求申請が出来ないことになります。


1000億円の争奪戦ですから、またぞろ「不逞の輩」も出現するでしょうし、

工事発注者を申請者とするのであれば、素人にも簡単に請求できる仕組み作りに

智恵を絞って欲しかったと思います。


いずれにしろ22年度予算は衆院可決しましたので、あとは参院で可決されるだけになりました。
予算可決を待っている業界は、満を持して一斉に走り出すことになります。

今リフォームをお考えの方は、予算可決まで待ってエコリフォームでエコポイントをゲットされ、
「その他の工事」を「即時交換」して施工するようにしましょう!


実は景気浮揚策の一環として、この「即時交換」にも政府の狙いがあるようです!

そして・・・
不況に喘ぐ建設業界にとっては、エコリフォームが『頼みの綱』になるのかも知れません。



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