拍子抜け? [日記]
サソリとムカデは歴然と違うんだけどなぁ?!
結婚するまでお隣に住んでいた娘さんが、久しぶりに母親の元へ
帰ってきた。
大分年をとって、貫禄も付いてきたようだ。
突然、男の悲鳴が・・・ご主人らしい。
『何事か?』と、取り敢えず行ってみると・・・
ピンポンに応えて、玄関に出てきたご主人の顔色がない!
「こんばんは!どうされたんですか?」
「あ、どうも・・・聞こえました?実は・・・今サソリが出たんですよ!」
「サソリが?」
幾ら猛暑の夏だったとはいえ、こんな所にサソリがいる訳はない。
『近所の人か誰かが飼っていたサソリでも逃げ出したのかな?』
そう思いながら、「どのくらいの大きさでした?」と聞いてみると・・・
「そうですね~、このくらいだったですかね~?」
両手の人差し指を出して、示す大きさは約20センチぐらいか?
「結構大きいですね?」
「そうなんですよ~!もう、ビックリして!」
「で、どうしました?掴まえたんですか?」
「え?あ、いや!逃げ足が速くて・・・」
どうやら、逃げられたらしい 『これは困ったゾ!』
さて、どうしたものか?と頭を捻っていると・・・
「緑色した体に飴色の脚で・・・」
『なんだよ!脅かしやがって~!
サソリだなんてて言うから、どうしたものかと思案してたのに、
ムカデじゃないか?』
腹で思えど口には出さず、「それはサソリじゃなくムカデですよ」
「え?あ、あれはムカデなんですか?」
「脚が沢山あったでしょ?」
「え?えぇ?」
このご主人、聞けばおんとし60だとか?
『いくら都会育ちだとはいえ、ムカデとサソリの違いぐらい知らないのかね?』
「ムカデなら大丈夫ですよ、刺されても死ぬことはありませんから!」
そう言って帰ってきたが・・・
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