スポーツ魂 [日記]
小学生時代、殆ど野球で明け暮れました。
集まる人数が少ない時には、三角ベースなんて、やってました。
拙者が育った時代、一口に野球と言っても、グローブを持ってる子は少なかったのです。
持ってはいても、「帆布」で作った、ごわごわの布のグローブでした。
拙者が5年生のころ、父上の出張のお土産が、ファーストミットだったのです。
それはバックスキンとはいえ、立派な本皮製のミットでした。
それ以来、学校や近所の広場で野球をやるときには、拙者は必ず1塁を守ったものでした。
中学に入って、初めて「クラブ活動」に参加しましたが、入ったのは野球部ではなく、軟式テニス部。
当時、今の天皇陛下がテニスをおやりになっていることを知って、テニスを始めたのです。
依頼、中学・高校を通じてずっとテニス漬け。
高校時代には2度のインターハイ出場も果たしました。
九州では、少しは名前を知られた存在だったように思います。
ここでテニスをおやりの方に、一つだけいいこと、教えちゃいます。
相手を大きく振ったとき、あなたはその次の攻撃でどこを狙いますか?
恐らく、がら空きになった、反対側を狙う方が殆どでしょう。
答えは、『もう一度、同じ場所に打つ』が正解です。
「人は、がら空きになった方へ、早く戻ろう」として、体重を移動し、体勢を整えようとします。
そこへ、もう一度、同じ所へ打たれると、再度逆方向への体重移動ができず「もう、体は動かない」のです。
自分のすぐ傍に相手が打ったボールが来ているのに、手を出すことができないのです。
拙者、このことを、中学生の時から知ってました。
「やられた!」相手のそんな顔を見るのは、快感でした。
近所に大きな病院があって、先生方とよく試合をしたものです。
少額とは言え、お金を賭けて試合をしていました。
「お前、本当に中学生か?」ストレート勝ちをする拙者に、先生方はよく言ったものでした。
大学でも、まず入ろうと思ったのは、やはり庭球部。
ところが、実際に打たせて貰うと、どいつもこいつも下手くそなんです。
『このクラブでは上達しないな・・・・』
悪い先輩に掴まったのは、そんな時でした。
体育会アメリカンフットボール部・・・・
今は皆さん『アメフト』と仰います。
当時は『アメラグ』(アメリカンラグビーフットボールの略)と言ったものです。
ポジションはタックル。
一列に並ぶ最前線の中央あたり、相手を左右に押し分けて、ボールを通す役目のポジションでした
当時はろくな防具もなく、1年生の練習はノーズガードなしのヘルメットだったりしたものです。
紙製の防具でしたので、雨が降ると練習は休みになりました。
各大学は、防具を貰うために、座間の米軍キャンプへ試合をしに行ったものです。
拙者の大学も、ご多分に漏れず・・・しかし、これだけは、恐怖でした。
2mを越す、真っ黒な大男・白いけれども200キロはありそうな巨漢達とぶつかり合うのですから、一つ間違ったら、大怪我では済みません。
でも、試合が終わると、なぜかお汁粉を食べさせてくれて、幾組かの防具が手に入るのです。
お世辞かも知れませんが、頑張ったヤツには、親指を立てて賞賛もしてくれます。
アメラグの格好は、猛牛、バッファローを表しています。
セットの時、片手を地面に付きますが、正式には人指し指と中指をまげ、伸ばした親指との3本で『牛の蹄』でセットするのが正しいのです。
最初はグラグラして、定まりません。
先輩達は面白がって、頭をこづき、お尻を蹴飛ばしてよろけるのを笑い物にしますが、暫くすると、どうやっても倒れない、ガシッとしたセットができるようになるものです。
当時はきちんとしたスタジアムもなく、「後楽園競輪場」が試合の会場でした。
応援に来る人は皆無で、ただ、応援団だけが声を涸らしていたものです。
恒例の秋のリーグ戦。
W大との一戦、相手を押し分け、突き抜けた拙者にパスが通りました。
必死の形相でゴールを目指す拙者に、次々と襲いかかってくる相手方の防御陣。
ゴールを目指して走り、右側から飛んでくる敵をかわして、左にステップを踏んだ、その時・・・・・衝撃が走りました。
どこから飛んできたのか、誰も居ないはずの所からいきなり体当たりを喰ったのです。
後で聞くところによると、7mは空中を飛んだとか?
意識不明、左半身6個所骨折・・・再起不能の大怪我でした。
拙者に怪我をさせた相手チームの当時の主将。
今でも彼とは何年かに一度、連絡を取り合っています。
「あの時、君が死ななくて本当に良かった」彼はいつもそう言います。
実は、彼もその時に大怪我をしていたのです。
しかし、お互いに話をすると、いつしか「スポーツ魂の話」
「俺は、君が死んでもあの時は(拙者が走るのを)止めた」
「いや、何を言うか?俺は死んでもゴールを目指したゾ」
大学の名誉をかけて命の限り戦う・・・・それが学生時代の試合。
スポーツ魂・・・・命を懸けて戦った者だけが語れるもの。
拙者はそう思っています。
いつしか、【一歩間違ったら命を落とすかも知れないスポーツだけが本当のスポーツ】と思うようになりました。
今日のおまけ
ローライズのジーンズを穿いている若い女性が目立ちます。
腰は丸出しで、時として下着が見えていますが、これは最近よく見る光景で、別に珍しくもありません。
昨日は少し気になる人に出会いました。
見えていたのは、3枚1000円・・・・と思しき木綿の下着。
洗い晒しで、ゴム通しの糸がほつれて、口を開けていました。
ローライズ・・・下着が見えるのは解っているのだろうに・・・・
絹のショーツを穿けとは言わないが・・・・・・
男性だって3000円ぐらいのパンツ、穿いてますよ。
人に見られる恐れは全くなくても・・・・・・
ローライズが流行る少し前に履いていました。
正確には履かされていました。
アパレルでしたから。
今ほど下着は見えませんでしたが、気は使いましたがね。
流行してからどんどん股上が浅くなり、今では
下着を見せるのが前提みたいになっちゃってます。
by TOMO (2006-07-08 16:32)
アメフト・・道具で体力を補えないスポーツの代表格ですね。テニスなら経験値でカバーできそうですが。とことんやってきたモノに体力が追いついていかなくなる時・・私もすぐそこまできているのかも・・
by cuvesx (2006-07-08 21:57)
アメフト、なさったのですか? 格闘技ですよねぇ。1年後輩の男性社員がアメフト出身だったので、一度、試合に連れて行ってもらったことがあります。解説付なのに、ちっともルールがわからず・・・でもあの迫力は圧巻でした。
見せ下着・・・下着はともかく・・・私の場合、丸出しの腰のほうに問題がありますね。犯罪に近いので、そういうのは避けてますのよ・・・
by ラムねーさん (2006-07-08 22:32)
テニスの振り方にnice!です。そうかー!いつか試してみます。
僕も、学生時代は格闘技でした。娘に教えようと思っています。
by 浜松自宅カフェ (2006-07-09 00:25)
お父様のお土産のファーストミット・・・いい思い出ですね^^
アキラさんがそのミットをどれだけ大事にし、大切に思っていたのかは
よくわかります^^ アキラさんのことは最初から「只者」ではないと思って
おりましたが、今回のお話を聞かせて頂いて、自分の読みが間違って
いないことを確信しました^^ 大変なことも多かったと思いますが、素晴しい
青春時代を送られたのですね^^
ローライズのジーンズもそうですが、若い人もそうでない人も出掛ける時
には全身を鏡で見て欲しいですね、正面だけでなく、横も後ろもちゃんと
チェックして欲しいですね。体に合ったものを着ていないといくら良い物を
着ていても台無しですからね^^;
by 瑞穂 (2006-07-09 13:01)
戦友みたいな存在なんですかね? スポーツを通しての友人も一生ものですよね?
ローライズ、、、確かに!わたしがローライズでビックリしたのはディズニーランドで若い女の子がローライズからたっぷりお肉がこぼれていました。パンツすら見えないくらいにかぶっちゃってました。「オイオイ!若いからってなんでも許されるとおもうなよ!」って後ろから言ってやりました^^v 声に出して言いましたよ。旅の恥は掻き捨て!!って^^ でも、残念なことに賑やか過ぎてかき消されてました。だから言えたんですが。。。^^;
by misuzu (2006-07-09 18:17)
TOMOさん
いつもnice&コメントありがとうございます。
下着を見せるのが前提?
そーじゃないかと思ってました。
高そーな、レースを見せてる人、いますもんね。
としはとっても男ですから、多少は気になります。
by アキラ (2006-07-10 08:55)
Honuさん
いつもnice&コメントありがとうございます。
若いときに激しいスポーツをやった人は、ずっと何かをやり続ける必要があるみたいです。
60歳ぐらいで、筋肉が急激に衰えて、若い頃の無茶の弊害が一度にドッと出てきます。私がそのいい例かな?・・・・と、思ったりしています。
by アキラ (2006-07-10 08:59)
ラムねーさんさん
nice&コメントありがとうございます。
やっていけないことは殆どなく、ルールも非常に単純化されているんですがねー。
「解らない」と最初から、拒否反応示される方も多いですよ。
ローライズ・・・お肉?脂?たっぷりこぼれそうな女性には、似合いませんよねー。たまに見かけますが、見てあげる気もしませんねー。
by アキラ (2006-07-10 09:07)
浜松自宅カフェさん
自転車などで鍛えていらっしゃるようですから、私みたいなことはなさそうですね。私の場合は、卒業以来ろくな運動やらなかったものですから、60歳ぐらいで、それまでの、筋肉の貯金を使い果たして、一斉に悪弊がでました。
格闘技・・・何をおやりになってたんでしょうか?
by アキラ (2006-07-10 09:26)
瑞穂さん
「只者」ではない・・・では、なにもの?
今の若者とちがって、女性には目もくれず、ひたすら男達だけの付き合いでしたネー。
ローライズについて書きましたが、男の方でも、無頓着なんでしょうか?結構だらしない格好されている方、いますよね。
気を付けたいものですねー。
by アキラ (2006-07-10 09:31)
misuzuさん
仰るとおり、「戦友」ですね。いい関係を続けています。
いますよねー。仰るような女性。
お肉?脂?・・・何でも流行に乗ればいいと、思ってるような方。
おっと、私も気を付けましょう。
by アキラ (2006-07-10 09:35)