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食っても嫌い [日記]

「食わず嫌い」の人がいる。本当に食わずに嫌いなんだろうか?

『そーんなはず、あるかいなー!』食わなきゃ、好きか嫌いか解らんだろう?

拙者の場合は、「食っても嫌い」何でも食べる。その上で・・・嫌い。

拙者が嫌いなモノを列挙すると、それは凄い。というより、考えられない。


人が考えると、奥方はよくも、めげずに食事を作っている、と感心するほど。

 

大ざっぱに言えば、『肉』と『魚』と『野菜』が嫌い。

こう言うと、人は「じゃー、食うもんないじゃん?」

 

肉のうち、牛肉と鶏肉は特有の臭いが、ダメ。

血が滴る、分厚いステーキなんて、人間が食うモノじゃないと思っている。

焼き肉屋なんて、もう、20年以上も行かない。

○野屋の牛丼は、臭くて食べられなかった。

 

鶏肉は子供の頃に食べ過ぎた。

臭いし、皮のブツブツがダメだと言っても、他に食べるものはなかったし。。。

 

豚肉はまあまあ食べるが、モノによっては、ダメ。

ラーメン屋にはよく行くが、チャーシュー麺は絶対に頼まない。
時に、とても血のにおい臭いチャーシューに当たるから。


北九州でラーメン屋に入った、トンコツのダシを取る、強烈な臭いにノックアウト。

だから、トンコツラーメンは、口にしない。

肉に魚介類が入ったモノは、拙者にとっては最悪。

横浜名物、○洋軒のシュウマイは、肉とホタテのコラボ。

口に入れた途端に『クサッ、マズッ!』

 

魚は基本的に全て嫌い。

しかし、食卓には結構な頻度で『魚』が上る。

「焼き魚」・・・拙者が食べるには、奥方の焼き方が微妙に足りなくて・・・

あと、10秒か20秒の違いだと思うのだが、その辺が奥方には丁度いいらしい。

いつも、『微妙な焼き加減で焼き上げる、奥方は凄い』と感心しながら食べている。

 

『ほっけの塩焼き』なんかを頼みやがって、拙者の目の前で食うヤツとは「2度と一緒に居酒屋に行くもんか!」と思う。

 

「煮魚」食堂に入って、煮魚の臭いが充満している店は、食べずにすぐに出る。

お金を払って食べるのに、『煮魚臭い』ところで食べる気にはなれない。

煮魚は、どちらかというと、冷えてる方が拙者には臭くない。

暖かいうちは、魚の臭いが強調されていて、どうも苦手。

 

拙者の祖母様は魚が好きだった。

「煮こごり」をご飯の上に載せて、溶けた汁がうまいと言っていた。

「やめてよ!猫ババア!」なんて、悪態をついていたから、子供の頃から煮魚の臭いが嫌いだったのだ。

 

拙者の魚の食べ方は、「見たくない」と奥方は言う。

拙者、嫌いなモノはなるべく早く、目の前から消し去る主義。

魚の時には、他のモノには目もくれず、一番先に、一目散に魚だけを食べてしまう。

皮を剥がして、身と骨を分けて、血合いを除けて、肉の部分だけを一気に頬張って、腹の中へ・・・ハイ・ワンラ!(中国語で終わり)

『文句あるか?食えばいいんだろ?』とでも言いたげに、腹へ消し去る。

 

『生魚』外では、刺身や寿司のヒカリモノはまず食べない。

「締め鯖」や「鰺のたたき」などは、お金を出して食べるものにあらず、と思っている。

ヒカリモノは青魚特有の生臭さが我慢できない・・・

 

「刺身」は、生魚の臭いを消したくて、ワサビたっぷり・裏表がヒタヒタに浸かるほど醤油を使って、醤油漬けにして、・・・・食べる。

若いときには、魚だけではなく、タコやイカなどの手足の長いヤツも食べなかった。

今は、マグロとイカは食べるが、醤油とワサビの量は相も変わらず。

 

頑固な板前が見ていたら「おい!食ってもらわなくてもいいから、帰れ!」と言われそう。

「寿司」も紫を多めにつけないと、食べられない。

握りが緩い寿司だと、紫が染みてシャリがほどける。

口では「美味しかったネー」と言っているが、後口に残った 生魚の臭いがなければいいのに・・・と、いつも思う。

 

シャコやエビ、拙者は海の虫だろうと思っている。

海岸で浮いて漂っていた、ネコの死骸を棒でひっくり返した事がある。

水に浸かっていた裏側には、小エビがびっしり。

土左衛門にはシャコが食いついている。

金沢八景のシャコ漁師に聞いた・・・虫は食わない。

 

 

拙者の近所には、漁師さんも住んでいる。

漁師さんが持ってきてくれる青魚だけは、どのように調理しても、全く癖がない。


鮮度がいいせいだろうか?

不思議なことに、締め鯖だろうと、鰺の叩きだろうと何でも美味しく食べられる。

 

『野菜』生ヤサイはできることなら食べたくない。

キュウリや春雨を使った、『中華サラダ』、ジャガイモたっぷりの『ジャガイモサラダ』なら、いくらでも食べるが、レタスを手でちぎって、ドレッシングを掛けたような、「菜っぱモノ」のヤサイサラダは、お義理ですこ~し、口にするだけ。

食べないと奥方が・・・・

それも、ドレッシングを、これでもか!というほどかけて・・・

 

白菜の漬物も、食べるのは『葉っぱ』の部分だけ、白い部分は味が染みていないから、極力避ける。

野菜には、チンゲンサイなど、白い部分が多い野菜があること自体が信じられない。

 

サヤエンドウやキヌサヤは青臭い。

奥方が、みそ汁に入れることがある。


これだけは許せないし、みそ汁自体も口にしたくない。


臭いが、おつゆにまで移って、みそ汁全体が青臭く臭うじゃないか。

豆類が嫌いなのかと聞かれれば、そうでもない。

グリーンピースや枝豆は好きな方、でも、空豆の匂いは少し苦手、サヤエンドウと同じ系統の匂いがする。


豆腐や納豆・煮豆など大豆製品ならば何でも食べる。

 

こんな話をすると、「じゃー、臭い野菜も苦手だろう?」と聞かれる。

しかし、これは全く平気。


シソ・ネギ・ミョウガ・ショウガ・セロリ・パセリその他、匂い野菜は何でもござれ。

 

カレーライス・ピザパイ・天ぷら・蕎麦・豆腐料理・卵焼き・海草類なら毎日でも構わない。


外で食べるときには『エビ天』だけは避ける。

「背ワタ」がよく取ってなくて、時にとっても臭いエビ天があるから。

 

外では、カレーライスに入ってる肉は除けて食べる。


臭いかも知れない、カレーライスの肉まで食べなくても、肉のダシは十分に出ているから。

 

学生時代、一時期、自炊をしたことがある。

作り足しながら1ヶ月以上、毎日朝・晩にカレーライスを食べ続けた。


ある日を境に、寝ると目が回って、地獄の底に落ちて行くような感覚に。


何日か我慢したが、段々ひどくなるので、医者に診てもらった。

診断は、「栄養失調」栄養不足ではなく、『偏り方がひどい』・・・怒られた。

 

「そんなに嫌いなものばかりで、一体何を食べているのか?」とよく聞かれる。


不思議なことに『加工された食品』は、何でも好き嫌いなく食べられる。

ハム・ベーコン・ソーセージ・缶詰などなど・・・


魚も薩摩揚げや蒲鉾など、『潰しもの』になったものは美味しい。
生臭い、ハンペン以外ならば・・・

卵焼きは大好き、姿形はよく似ている、『伊達巻き』は臭い。

 

嫌いな料理そのものに鼻をつけて臭いを嗅いでも、それほど『いやだなー』とは思わない。


 

拙者の場合『口に入れて、口の中から鼻の奥に上がってくる臭い』で、好き・嫌いが決まるように思う。

嫌いなモノは全て、口経由、鼻の奥での匂いが元だから・・・

 

食事を作ってくれる奥方は、拙者の好き嫌いについては委細構わず、『拙者には全く好き嫌いがないかの如く』気に留める風はない。

 

基本的には、学生時代の経験も生きているし、『好きではないだけで何でも食べる』


ただ、食べても『心から美味しい』と思うものが、人よりも少ないだけ。


 

ひとは、拙者のことを「食わず嫌い」だと言う。

しかし、拙者は、自分では決して『食わず嫌い』ではないと思っている。

 


出てくるものは、何でも食べるのだから、拙者の好き嫌いは、

『食っても嫌い』なのだ・・・

 


 


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かな

よかったー! すみません、第一声によかったなんて。
実は、わたしの旦那さんも好き嫌いがあって、ナス、インゲン、マヨネーズなどが食べれません。 私は大好きなので食卓に出したいのですが・・・
でも、アキラさんのブログを読んでると、ちょっと安心してしまいました(^-^;)
(ごめんなさい!)
ちゃんと食べてからなら、奥様も納得してくださるでしょう(^0^)
by かな (2006-07-27 13:33) 

ちぇっかが

あ,わたしは食べず嫌いです。
見た目がだめなものは
どうしても口に入れることができません。

子どもの頃に比べれば,
ずいぶん食べられるようにはなってきたのですが,
まだまだ食べたくないものがたくさんあります。
昨年母と和食のお店で食事しながら
「結構いろいろ食べれるようになったからね,わたしも」
などといい気になっていると,シャコが出て来まして
にらめっこしたまま,負けてしまいました(泣
ええ,あれは「ムシ」です!(お好きな方ごめんなさい)
by ちぇっかが (2006-07-27 21:59) 

アキラ

かなさん
「ちゃんと何でも食べなくちゃ・・・」皆さんからは、こんなメッセージが来るのかと思っていました。
第一声が「よかったー」にビックリ・・・・
男なんて子供と一緒で、嫌いなモノの「姿・形」が消えれば、普通は食べてくれるものです。
一品ずつ、何らかの「加工」を施して、出されたら如何でしょうか?
でも、かなさんのお宅は、愛し合っていらっしゃるのが、見え見えですので、そのまま出して、嫌な顔をされながらも、食べて貰えるのではないでしょうか?
ナイスありがとうございます。
by アキラ (2006-07-28 08:50) 

アキラ

ちぇっかが さん
食べず嫌いのかたが、本当にいるのですねー。
考えてみたら「見た目」もあるんでしたね。
私には、カニも虫の仲間です。
第一、魚は『脱皮』なんてしませんから・・・
脱皮する生き物は、ムシ以外にはあり得ないとおもっておりますデス。
あ、爬虫類も脱皮しますが、文字にはムシがちゃんと居ますからー。
by アキラ (2006-07-28 08:56) 

TOMO

食わず嫌い→食べない
食っても嫌い→食べれない
こんな感じ?
私も嫌いなのが多いほうだけど
さらに上をいることを知ってなんだか
ほっとしました(笑)
by TOMO (2006-07-28 13:35) 

アキラ

食わず嫌い→食べない
食っても嫌い→なんとか食べられるけれども・・・と言う程度の好き嫌いです。
やっぱり、私の方が上を行ってますか?(笑)
by アキラ (2006-07-28 14:13) 

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