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トラウマ?! [日記]

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落ちていたからと言って、何でも拾えばいいというものではないと言われて育ちました。

子供の頃・・・そ~ですね~、あれは小学校3年生ぐらいだったでしょうか?


道路に落ちていた『櫛』を拾って、家に持ち帰ったことがありました。

「ダメよ、櫛は拾っちゃ~、すぐに在ったところに置いてきなさい!」

母と祖母が口を揃えてこう言ったのです。

大人になってみれば、『苦』と『死』の「語呂合わせ」で、迷信であることは、

考えるまでもありません。


子供の頃には『硬貨』は汚いものとして、教え込まれました。

「硬貨はね、乞食がお尻の中に入れて隠してたものかも知れないから汚いのよ」と。

そんなことはある筈もなく、大きくなってからは「誰が触ったものか知れない」程度に

考えるようになりましたが・・・


小さな頃には体が弱く、よく病院へ連れて行かれました。

待合室に置いてある本も読みたかったのですが、母はずっと私の手を握っていて

本どころか全く何も触らせてはくれませんでした。


「病院はバイ菌が一杯だから、何も触っちゃダメ!」これは母の口癖でした。



今朝もゴミ拾いをしていると『櫛』が落ちていましたが、迷信だと解ってはいても

拾うのには、やはり一瞬躊躇しました。


次に拾ったのは『縁起がいい(?)』もの。

蛇の赤ちゃんが、道路でペシャンコになって干からびていました。



なぜ蛇を縁起がいい・・・と言うのか判りませんが、私の心の中では何となく

安心感が広がっていたのです。

『よし!・・・これでツーペー(おあいこ)だ!』


子供の頃に経験をすることはありませんでしたが、『縁起がいい』ものを拾ってきたら

母は何と言ったでしょう?

まさか、干からびた蛇の死骸を「額に入れて、飾っておきなさい」とは言わなかったでしょうが・・・



『三つ子の魂、百まで』と言いますが、子供の頃に教えられた事は、還暦を過ぎても

影響を及ぼしています。


子供の頃学校から帰ってくると、母は必ず『顔手足を洗って上がりなさい!』と言ったものです。

手と顔ぐらいは解るとしても、『なぜ、足までも?』と思われるかも知れませんが、

当時の子供は私だけではなく、みんな靴下なんて上等な物は履いていなかったからなのです。


現在の私は、際だって「きれい好き」というわけではありません。しかし・・・

外で何かを口にする時には全く気にならないのですが、家の中では例えあめ玉一つでも

口にする際にも、まず手を洗わないと何となく気持ちが悪いのです。


今でも病院に行くと、全く何も触らないように気を付けますし、

硬貨を触った後だけは「何故か?」いつも手を洗っている私がいるのです。

紙のお金も、同じように考えてしかるべきなのでしょうがね~^^;


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myumyu

思い出しました、私も古本とか貸し本は「病気の人が触ったものかもしれないからダメ」と言われました、蛇は蛇の抜け殻をお財布に入れておくと良いといわれましたよ。
子供の頃からの習慣とか、親に言われた事は幾つになっても忘れませんね。
by myumyu (2008-08-30 21:08) 

ラムねーさん

お札は汚いから、たとえば、お金を支払った手で、眼を擦っちゃダメだよ、って言われました。
でも・・・なんでテーブルの上に座ったらおしりが曲がるんだろ?(テーブルでしたか? 新聞だったかしら?)大体、おしりが曲がる、ってどういう意味????

でも小さい頃のそういうお話、いつまでも覚えてますよね。

子供のころ、おばあちゃんが「黒メガネ(古っ!)してる人は悪い人だよ」って…ずいぶん大きくなるまで、サングラスかけてる人みると、これは悪い人だって、睨んでいた私は、こ憎たらしい餓鬼だったことでしょう。
by ラムねーさん (2008-08-30 21:57) 

ふゆもえ

病院でやたらめったら触らない方がいいのは正しいですよ^^
さすがアキラさんのお母様です。
もうすぐ退院だからとリハビリに病院の待合室を
歩き回ってインフルエンザに感染、退院が延びてしまうことも
現実にあります。
今は病院だからといって安心出来る場所じゃないんですよねーー;
by ふゆもえ (2008-08-31 16:46) 

浜松自宅カフェ

確かに、何でもかんでも触るものではないですね。
うちの長女は何にでも興味を示すのは良いのですが、触りたがるので
困ります。
高価な物、大事にしている物、汚い物、危ない物。
色々ありますがまだ判る年齢ではないですからね。
by 浜松自宅カフェ (2008-08-31 23:25) 

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