ビー玉はコロガリます [湘南の家づくり]
床にビー玉を置くと、転がります。
家づくりについて書いていらっしゃる方のブログを見ていて、これは正
しいことを書かなければ・・・と。。。
そのブログには、「私の家、床にビー玉を置いてみたら、転がるんで
す」と書かれており、
それにコメントしている方が、「それは、重大な
欠陥ですね」と。
拙者は、明確に 「違う! 」 と申し上げる。
ビー玉が転がることが問題ではなく、転がるスピードが問題
なのだと・・・
欠陥住宅を扱うTV番組では、大抵、大学教授あたりの専門家と称する人
が登場し、ビー玉を転がす場面が放映される。
しかし、転がるスピードについてコメントした専門家は皆無なのです。
日本の正しい建築を学んだ大工は、空間(部屋や廊下など)ごとに、
真ん中がほんの少しだけ高くなるように床を貼るのです。
大工さんは、これを【ムクラす】といって、日本古来からの手法なのです。
これは、全くの平らに仕上げてしまうと、人間の目の錯覚で床が下がっ
て見えることに対応したものです。
しかし、ビー玉を置いた途端に、ダー!っと猛スピードで転がる床はい
けません。
あくまでも、転がるスピードが問題なのです。
因みに、天井も同じ理由から、真ん中を少し高く仕上げます。
だから、正しい日本の建築方法で造られた家は、ビー玉が転
がるのです。
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