自作の時刻表 [お仕事]
拙者の会社の真ん前は、『バス停留所』です。
昼間のバスは、ご老人運搬車。。。
バス停のポールに貼られた時刻表を、遠くなって焦点の合わない眼をしばたい
て見ています。
息子の発案で、バスの時刻表を作りました。
このバス停に停まるバスの行き先は4つ。
時間の横に行き先を示す、『イ』とか『グ』とかの文字も、時刻表通りに入れまし
た。
ちゃっかり、会社の宣伝も入っています。
外に掲示してある黒板にも、「当バス停留所の時刻表があります。ご希望の方
に無料で差し上げています。お気軽にどうぞ。」と書いて掲示しました。
お年寄りが結構もらいに来るんですよ。
「バス停の時刻表が小さくて見えないもんで・・・」
必ずと言っていいほど、言い訳をして、貰っていきます。
言い訳なんか、必要ないのに・・・
話好きなんでしょうか?
今日のおばあさんは、ニコニコしながら、いろんなことを話して行きました。
「バス停の字が、小さくて、見えないもんで・・・」言い訳は他の方と同じです。
「書き写すでしょ?時刻表を見て紙に書くんですけどネ、一つ書き終えてさて、
次の時間は?と見ると、もう、どこだったのか・・・・探すのに一苦労なんですよ
ー」
「年は取りたくないですねー眼は見えないし、耳は聞こえなくなっちゃうし・・・あ
はは」
「年取っていいこと、なーんにもないですよ。」
「ところであなた、おいくつ?」
「え、63・・・あ、そー・・・お若いわ」
「え、もう、そんなに若くない?・・・そう言えばそうね~」
「まだ眼鏡は要らないの?・・・え?新聞くらいは?それは凄いわー」
「でも、すぐに私みたいになりますよ、もう63なんでしょ?」
「眼のいい人は、一気に来ますから~・・・色んなことが」
そして「どーも、ありがと」
負けず嫌いなのか、嫌みを一つ二つ交えた話でしたが、明るいお年寄りでし
た。
『一気に来るって・・・何が一気にくるんだろ?』
仙人みたいに白髪の総髪と髭を伸ばしたご老人が毎日バスに乗ります。
実はこのご老人・・・お気の毒にも、乗車拒否にあっているのです。
膝が曲がって靴を引きずって歩くのと、「或ること」を除けば、身長も高く、立派
に見えるはずなのですが・・・
降りる人がいる場合はもちろん停車しますが、降者がいない場合には、この
ご老人が手を挙げている前を、『ゴー!』
拙者がこんなことやられたら、即バス会社に抗議しますが、このご老人はそん
なことはなさらないのでしょう。
『あれれ』っという感じで、いつも見送っています。
運転手仲間で、有名になっているのかも知れません。
実はこのご老人・・・傍に寄ると、かなり「乾いたおしっこの臭い」が、するので
す。
『あっ、ションベン臭えー、あのジジイだ!』
「降りる方居なければ通過しま~す」
車内ではそんなことになっているのかも知れません。
だとしても、乗車拒否はひどいと思うんですが・・・
この方も、時刻表をもらいに入ってきました。
「時刻表の字が小さいものですから・・・助かります」
そして丁寧に頭を下げて「ありがとうございます」
お礼を言って出ていきました・・・残り香を残して。
でも、乗車拒否されるほど強烈ではありませんでしたがね~。
【今日のおまけ】
来年の秋のイベント(人間ドック)でやる「いたずら」を一つ考えつきました。
これからの一年間。。。一生懸命練習と訓練を重ねて、必ずや、やってみよう
かと・・・
内診の時、先生が聴診器fで『心音』を聴くんです。
胸に聴診器を当てる・・・その時を狙って、
『心臓止めてみたら』いかがでしょう?
きっと、ひっくり返るほど、驚くのじゃないかと・・・
ドックは地元でお願いします。間違っても「うちのかみさん」(笑)が働いている病院へは・・
by cuvesx (2006-10-02 23:52)
Honuさん
ハイ、来年も地元の商工会館でやりますよ。
きっと、心臓を止めてみせます。
ナイスをありがとうございます。
by アキラ (2006-10-03 10:14)