丁々発止 [日記]
１月最後の日曜日、大安の日に早稲田の『穴八幡神社』までお守札を買いに行って来ました。
先にお参りを済ませてお札を買う列に並びましたが、思いの外長蛇の列で１時間以上並んで、
ようやく手に入れることが出来ました。
このお札は冬至・大晦日・節分のいずれかの日の午前零時きっかりに貼ることになっています。
例年は大晦日から元旦に時間が切り替わると同時に貼っていましたが、昨年暮れは殊の外忙しく
お札を買いに行くことも出来ませんでした。
そこで、今年は『節分』に貼ろうと考えています。
この『穴八幡様』は『融通』の神様として、広く知られている神様です。
今年も、『商売には付き物の「融通」がうまく行きますように』との願いを込めて祈ってきました。
最近若い男性がバッグの肩紐を斜めに掛けている姿をよく見かけます。
私も常々「そのような」バッグが欲しいと思っていましたので、ついでに御徒町まで足を伸ばして
「アメ横」まで行って来ました。
欲しいと思っていた素材と形のバッグを見つけました。
正札は5,800円の品でしたが、値切ってやろうと「これ幾ら？」
「もう少し、下げますよ！」私よりも若いお店の主人が応えてくれました。
「だから、幾ら？」 「ぎりぎりで、4,900円でどうですか？」
「もっと、なんとかなんないの？」「これ、一応メーカー品ですから、幅がないんですよ！あと200円なら
なんとかしますけど」
「帆布工房」製のバッグです。「随分細切れだな～？！・・・他当たってみるよ！、どうもお邪魔様！」
「お客さん！バッグ誰が使うんですか？」お店を出て行こうとした足を停められました。
「私が使うんだけど・・・ダメ？！」「あ、いや・・・ダメじゃないですけど、これ買っていくの殆ど若い人だから」
「オジサンはこんな物買うの、止めろってか？！」「いや、オジサンの割にはお洒落だな～と思って・・・」
「おだてるない！おだてたって金なんかどこからも出て来ないよ」
「幾らだったら買うんですか？」 「3,500円だったら買うんだがな～」
「あ、そりゃ、ダメだ！・・・店閉めて寝てる方がいいわ、ほんっとにギリギリ鼻血も出ないけど4,500で買ってって！」
「ぎりぎり出して3,800円だな」｢じゃ、4,300円でどう？！」「3,800円って、言ってるだろ？」
「あれ、しぶといね！じゃ～、もういいや、4,000円で、原価切って大損だけど・・・」
「たった200円でも拘るのか？もう一声3,800円まで負けちゃいなよ！気持ちよく買っていくから」
「こっちはちっとも気持ち良か～ないよ！じゃ、あと100円！・・・これで終わり、売りたかないけど行きがかりだ！」
「しょ～がないな～！じゃ～、そこで手を打つか？！」結局、5,800円の正札を3,900円まで値切りました。
財布からきっかり3,900円出して手渡すと、店の主人はこう言ったのです。
「久しぶりにお客さんと『丁々発止』やりましたよ！、お客さん結構やりますね～！最近こんなことやって
買ってくれる人少なくてさ～・・・イヤ～楽しかったナ～」
「これでも、儲けはあるんだろ？」「ないない！冗談じゃない！そんなに幅が無いって言ったじゃないですか～？！」
しかし、ニコニコと微笑んでいる顔は『儲けが出たよ！』と言っているようでした。
そして、「楽しませて貰ったお礼！」と100円玉を一枚返してくれました。
「今日はお客さんの勝ちだ！へい！お陰で大赤～ぢ～！どうも有り難うございました～っ！
オジサンなんて言ってごめんなさいね！とっとと、帰って～！」
悔し紛れかも知れない捨て科白は、笑いながらのキツイ一発でしたが・・・
「おぅ！買ったらもう用はね～や、とっとと帰るな！」私もそれに応えます。
「参ったね！どうも・・・」店の主人は頭を掻いていました。
久しぶりのアメ横・・・大昔、今から40年も前にアメ横で売っている物は「偽物」か「バッタ品」が殆どでした。
アメ横では『根切り倒して買うもの』と相場が決まっていたものなんですが、今は「正規品」だけのようです。
そのためか、最近のお客さんは余り値切らず、大人しく正札で買っていくのかも知れません。
店の主人は「楽しかった～」って言っていましたが、どう致しまして・・・私の方こそ『楽しかった～！！！』
最近一寸気になっていることがあります。
逗子と伊豆大島方向を結んだライン上に何かが蠢いているような「気がする」のです。
反対方向へラインを伸ばすと都内～千葉方向？
今朝も、こんな雲が大島を指していました。
そして、午後２時頃に鎌倉市内で車内から・・・方向はやはり大島を向いている雲と、
何やら周囲が大きく輝いている黒い物体を・・・
黒い点はカメラに付いた「ゴミ」じゃありませんよ！おかしな雲を背景に、強烈なオーラを持った何かが浮かんでいたのですが、
写真を撮った次の瞬間には、光と共にフッと消えてしまいました。
雲は素人の観測ですから、当てにはなりません・・・何もなければいいのですが！
まるで映画のワンシーンを見ているようなやりとりですね（笑）
黒い点、雲、これって何ですかね？何かの予兆でしょうか？
アキラ様はこういう遭遇経験って多いですか？
特殊能力？そんな気がします。
by toyo (2009-01-28 17:57)
アメ横は何十年も行っていませんが、暮れの賑わいは凄いですよね、お互いに気分の良い値切り方ってあるんですね(これもまた関心）。
by myumyu (2009-01-28 21:18)
☆いやん！おもしろい！
ちょっとした漫談を聞いてるようですね（笑）
それにしても、なんの現象でしょうか・・・。
そろそろ本当にやばくなってきたのでしょうか？
う～ん。毎日好きなことをして過ごそうっと。
by ijimari (2009-01-28 22:18)
正札販売の時代に育ってしまいましたので、値切るという経験がほとんどありません。
商売上の価格交渉にしても、こうした時代を経験していらっしゃった方の方が私などよりも遙かに上手だと感じます。
こういう事って景気が悪くとも活力が生まれる元なのでしょうね。
by たいせい (2009-01-29 12:09)
ははは「こちとら江戸っ子でぃ☆」って言いそうな勢いですね。
人とのやり取りがいつもみごとで感動させられます。
私は駄目なんですよ～(^-^;)
「うーん・・・」と黙って商品の値札見て黙っちゃって。。。。でも見てるだけで相手は必死で値は下げてってくれますけど、相手や周りに楽しさはあげれません。
値切りって人間に対峙する度胸と技術の応酬って感じでひとつのパフォーマンスですよね☆
痛快で読んでるだけで元気になります♪
by ひろりん (2009-01-29 13:34)
神奈川新聞に横須賀沖のハゼは奇形率6割だそうです。
どこに安全で安心できる場所があるのでしょう。
大隕石が落ちるまえに・・・
by アサギいろ (2009-01-29 21:53)
toyo さん
アメ横では、以前はどのお店でも、このような光景が見られたものですが、最近ではさっぱりのようです。
黒い物体・・・一体何だったのでしょうね？
私は他の人に見えないものが見えたり、声が聞こえたりすることがありますが、
「未確認飛行物体」に遭遇することは稀です。
でも・・・？！＾＾；
by アキラ (2009-01-30 09:20)
myumyu さん
１月最後の日曜日でしたので、丁度いいくらいの人出でした。
お互いに気分の良い根切り方？・・・最初から「買いたい値段を決めておく」のです。そして、途中でさりげなくその値段を出して、相手の様子をみるそして、微調整をする・・・これがコツかも知れません＾＾
by アキラ (2009-01-30 09:23)
ijimari さん
私よりも、ijimari さんの方が、このような現象に遭遇するのではありませんか？
たしか以前に「私はエスパーだから」と仰っていたような・・・＾＾；
by アキラ (2009-01-30 09:26)
たいせい さん
何かを買うとき、アメ横以外では値切る事はありませんね～＾＾
仕事上の価格交渉でも、あまりネゴをしません。
それには理由があります。
法外に高いならともかく、一般常識的な価格の提示がなされている場合には、
私どもの仕入先にとっても、利益が必要だからです。
by アキラ (2009-01-30 09:30)
ひろりん さん
面白く読んでいただいて嬉しいです。
値切るコツを伝授しましょうか？
先ず、「この相手には、２度と会わないのだ」と思うこと。
そして、商品によって、根切幅を３割とか２割とか決めておくことでしょうか？
話している途中で、決めた金額を「さりげなく、口にする」のです。
仮に３割と決めた場合、３割までは値切りません。
２割５分ぐらいで手を打つと、相手は「儲かった！」と思うのです。
一種の手品、まやかしですかね＾＾；
by アキラ (2009-01-30 09:37)
アサギいろ さん
江戸前のハゼとかアナゴとか言いますが、私は以前から「東京湾内の魚」はなるべく食べないようにしています。
今でこそ気になりませんが、川崎・千葉・久里浜辺りの工業地帯から出る工場排水は猛烈な臭いがしたり、色が付いていたりしたものです。
しかも排出される量が凄かったですから・・・
それらが沈殿して居るはずですから、底に生息する魚は必ずその影響を受けていると思っていましたので＾＾；
大隕石はそうそう来ることはないと思いますが、地震だけは何時来るかしれたものではありませんから＾＾；
by アキラ (2009-01-30 09:43)