かつての仲間と [日記]
今年の初め頃、突然大学時代の友人の一人から電話が掛かってきました。
「横浜で会えないか?」という彼に応えて数日後に会いました。
卒業して初めて会った彼だったのですが・・・
痩せていても、すぐに判りました。
「どこか具合が悪いんじゃないか?痩せたな~?」という私に、
「一寸大きな病気で手術をして、2ヶ月に一度東京の病院まで来てるんだよ」
富山県内で大きな会社を経営している親の事業を手伝って来た彼。
「暖かくなったら、大学時代の仲間を集めて貰えないだろうか?」
それが、私に会いたかった理由のようでした。
彼は大学時代の男声コーラス(グリークラブ)の仲間に会いたがっていました。
「お前は部長だったんだから頼むよ!」・・・そこまで言われたのでは断れません。
大病を得て手術をした彼のためにも、このタイミングは逃したくないと考えました。
そこで今回、私が幹事を買って出て、大学時代の仲間を集め、
席を予約して集まりました。
懐かしい顔を見ながら飲む酒は、また格別でした。
かつての仲間達は、それぞれ人生に一区切りを付けて
現在はアルバイトをしている者、在家として仏教に傾倒している者、
まだ私みたいに現役で頑張っている者と様々でした。
遠方は鹿児島から、はたまた四国は香川から・・・飛行機を使ってまでの来横でした。
『遠方から友来る、煽る酒うまからんや』
中には病気を抱えていて「本当は飲めないし、喰っちゃいけないんだよ」と笑いながら、
お腹にインシュリンを打って、最後まで飲み食いに付き合ってくれた者も居て、
かつての仲間の暖かさに涙が出る思いでした。
2次会で行ったカラオケ屋では、積もる話は留まらず誰一人として歌う者はいませんでしたが、
誰からともなく「パートは全部揃ってるじゃない?」
「校歌でも一発やるか?」
40数年ぶりに歌う英語の校歌。
私のかつてのパートは『ベース』でした。
「ベースは変化がなくてつまんないんだよな~」とか言いながらも、
歌い出したら歌詞は全て覚えていたりして・・・我ながらビックリでした。
『♪ カレッジデイズィン ヨコハマ ハッピィ デイズィンディーダイウィーン』
久しぶりにかつての仲間とハモって『富山から来た言い出しっぺ』もさぞかし満足だったのでしょう?
今日家に帰ると・・・彼から丁重なお礼の手紙と、富山のお菓子が届いていました。
幹事、お疲れ様でした。
なんか重みのある同窓会ですね。
お友達の方は、大病が「今のうちに会いたい人に会っておこう。」という気を起こさせたのでしょうか!?
そー言えば、同窓会は小学校を卒業した翌年に一度参加したきりですね。(淋っ)
by ひろりん (2010-04-23 16:41)